2023年度以降、学校で行われていた部活動が段階的に地域移行となります。
今、大きな転換期を迎えている部活動。
子どもたちの部活動という成長の場を地域や大人たちが支えられる仕組み作りとしてこのプロジェクトが始まりました。
部活動が抱える問題
少子化に伴い、運動部活動数や運動部員数が減少傾向に
部員が少なく、部活動の継続が困難に
出典: https://sports.go.jp/special/value-sports/30.html
日本の教師の仕事時間は48の国と地域で最長の56時間
特に部活動や事務作業が影響し、教師を志す若者が減少
出典: https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/470115.html
地域移行への課題
コーチはどう見つける?
活動する場所の確保は?
また、そのお金は?
家庭にかかる負担は?
部活動の地域移行は令和10年の完全移行に向けて少しずつ始まったばかり。部活動が地域移行するとクラブチームのように活動自体が有料化になります。コーチの報酬や保険料、管理事務費など、これまで教員や学校で担っていた役割を民間や自治体が担うため運営費用が必要になるからです。各家庭から月謝として費用を集めるという選択もありますが、全ての子どもが平等に活動するためには限界があるでしょう。
また現状の大きな壁となっている問題として専門スキルのあるコーチの数が不足しています。茨城県内では、2,878の部活動があり、令和10年までにその全てのコーチを確保することは現実的に厳しいと言われています。
その原因として、指導報酬が十分でないこと、専門スキルはあっても指導者としての知識、経験がないことが挙げられます。まずは月謝だけでは賄えない指導者への報酬の見直し、そして専門スキルのある指導者を育てる仕組み作り、この両立が必要となります。
Re:部活 プロジェクトとは
地域移行を現実のものにするためには、地域のみなさんの支えが必要になります。子どもたちの可能性を守りたい!そんな熱い想いを持った誰しもが力になれるよう、さまざまな支援方法をご用意しています。
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